血圧計は手首式?上腕式?正確に測れるのはどっち?|芦屋市・JR芦屋駅の内科・循環器内科

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血圧計は手首式?上腕式?正確に測れるのはどっち?

血圧計は手首式?上腕式?正確に測れるのはどっち?|芦屋市・JR芦屋駅の内科・循環器内科

2026年9月10日

血圧計は手首式?上腕式?正確に測れるのはどっち?

「自宅で血圧を測るなら、手首式と上腕式のどちらがいいのでしょうか?」

家庭用の血圧計を購入しようとすると、

「手首式の方が簡単そう」
「病院では上腕で測っているから、上腕式の方が正確?」
「すでに手首式を使っているけど、このままで大丈夫?」

と迷う方も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、家庭で血圧を測る場合は、基本的には上腕式の血圧計がおすすめです。

一方で、手首式が使えないというわけではありません。

手首式はコンパクトで装着しやすいというメリットがありますが、測るときの腕や手首の位置によって数値が変わりやすいため、より正しい測定方法を意識する必要があります。

この記事では、

手首式と上腕式、正確に測りやすいのはどちらなのか?

という疑問を中心に、それぞれの特徴や血圧計を選ぶときのポイントについて解説します。

この記事のポイント

・家庭血圧の測定には、基本的に上腕式の血圧計がおすすめです
・手首式は使いやすい一方、測定位置によって数値が変わりやすい特徴があります
・手首式を使用する場合は、手首を心臓と同じ高さにすることが重要です
・血圧計は「上腕式かどうか」だけでなく、正しく測れる機種かどうかも確認しましょう
・同じ条件、同じ姿勢で継続して測定することが大切です

血圧計は「手首式」と「上腕式」の2種類がある

家庭用の血圧計は、大きく分けると、

・上腕で測る「上腕式」
・手首で測る「手首式」

があります。

どちらも血圧を測るための機器ですが、測定する場所や使い方が異なります。

上腕式血圧計とは?

上腕式は、肘より上の部分にカフと呼ばれる腕帯を巻いて測定するタイプです。

病院や健康診断などでも、上腕で血圧を測ることが一般的です。

家庭用としても広く使われています。

手首式血圧計とは?

手首式は、手首に血圧計を装着して測定するタイプです。

上腕式よりも小型のものが多く、

・持ち運びやすい
・装着しやすい
・服を大きくまくり上げなくても測りやすい

といった特徴があります。

では、肝心の「正確さ」はどうなのでしょうか。

手首式?上腕式?正確に測りやすいのは上腕式

家庭で日常的に血圧を測る場合、基本的には上腕式の血圧計が推奨されます。

手首式の血圧計が必ず不正確という意味ではありません。

ただし、手首式は測定する手首の高さが心臓の位置からずれると、測定値に影響が出やすいという特徴があります。

一方、上腕式は適切にカフを装着し、正しい姿勢で測定すれば、比較的安定した測定値を得やすいとされています。

そのため、

「これから家庭用血圧計を購入する」

という方で特別な理由がなければ、まず上腕式を選ぶとよいでしょう。

なぜ手首式は数値が変わりやすい?

血圧は、測定する位置と心臓の高さの関係によって変化します。

特に手首式の場合、

・手首が心臓より低い
・手首が心臓より高い
・腕を自分で支えて力が入っている

などの状態になると、正しく測れない可能性があります。

たとえば手首式血圧計を装着したまま、手を膝の上に置いて測ると、手首が心臓より低い位置になりやすくなります。

そのため、手首式を使う場合は、血圧計を装着した手首を心臓と同じ高さに保つことが重要です。

「じゃあ手首式は使わない方がいい?」

そうとも限りません。

手首式には、

・着脱が簡単
・コンパクト
・外出先にも持っていきやすい
・上腕にカフを巻きにくい方でも使いやすい場合がある

といったメリットがあります。

そのため、

正しい測定姿勢を守れるのであれば、手首式を活用できる方もいます。

ただし、

「いつ測っても数字が大きく違う」
「病院の血圧と家庭血圧があまりにも違う」

という場合には、測り方だけでなく血圧計そのものについても一度確認してみましょう。

上腕式にも種類がある

「上腕式なら何でも同じ」というわけではありません。

家庭用の上腕式血圧計には、

・自分で腕帯を巻くタイプ
・腕を機械に通して測定するタイプ

などがあります。

一般家庭では、自分でカフを巻くタイプがよく使われています。

重要なのは、

自分の腕に合ったサイズのカフを使用すること

です。

カフが極端に小さい、または大きい場合には、正確に測定できないことがあります。

血圧計を購入するときには、対応している腕周りのサイズも確認するとよいでしょう。

家庭用血圧計を買うなら何を確認する?

血圧計を選ぶときには、価格やデザインだけでなく、いくつか確認しておきたいポイントがあります。

1.基本的には上腕式を選ぶ

特にこだわりがなければ、家庭血圧の測定には上腕式を選ぶのがおすすめです。

毎日測定するものなので、自分で装着しやすい機種を選びましょう。

2.腕のサイズに合っているか確認する

カフには対応している腕周りがあります。

購入前に自分の上腕周囲を確認しておくと安心です。

3.精度について確認された機種を選ぶ

家庭用血圧計にはさまざまな製品があります。

購入する際には、医療機器として適切に販売されている製品かどうかだけでなく、精度検証に関する情報が公開されているか確認するのも一つの方法です。

日本高血圧学会では、国内で販売されている上腕式血圧計の精度検定などに関する情報を公開しています。

4.毎日続けやすい機能があるか

最近では、

・測定値を自動で記録する
・スマートフォンと連携する
・複数人のデータを分けて保存する

などの機能を備えた血圧計もあります。

大切なのは、高機能なものを購入することではなく、

無理なく継続して測れること

です。

上腕式でも測り方が間違っていたら正確ではありません

上腕式を使えば、何も気にしなくても正しい数値が出るわけではありません。

たとえば、

・測定直前に階段を上った
・測る直前まで話をしていた
・足を組んでいる
・背もたれを使わず力が入っている
・カフの位置がずれている

などによって血圧が変化することがあります。

家庭で血圧を測るときは、

・座った状態で少し安静にする
・背もたれのある椅子に座る
・足を組まない
・測定中は話さない
・腕に余計な力を入れない

といった点も意識しましょう。

手首式を使うなら、ここに注意

すでに手首式血圧計を持っている方もいるでしょう。

「上腕式に買い替えないといけないの?」

と不安になる必要はありません。

手首式を使用するときは、特に次の点を意識してください。

・手首を心臓と同じ高さにする
・腕や手首に力を入れない
・毎回できるだけ同じ姿勢で測る
・測定中は会話をしない
・測る前に少し安静にする

また、血圧計によって推奨される使用方法が異なるため、製品の取扱説明書も確認しましょう。

病院で測る血圧と家で測る血圧が違うのは血圧計のせい?

必ずしも血圧計が原因とは限りません。

血圧は、

・時間帯
・緊張
・運動
・睡眠
・食事
・飲酒
・気温
・測定環境

など、さまざまな要因によって変動します。

たとえば、自宅では正常なのに病院で測ると血圧が高くなる方もいます。

反対に、病院では正常でも家庭では血圧が高いこともあります。

そのため、

「病院の血圧と違う=家庭用血圧計が壊れている」

とは限りません。

家庭血圧と診察室血圧に大きな差が続く場合には、その記録を医師に見せて相談するとよいでしょう。

血圧計を病院に持っていってもいい?

家庭で使用している血圧計の数値に不安がある場合には、受診時に相談してみてもよいでしょう。

たとえば、

「家では毎日150mmHgなのに、病院では130mmHgくらいになる」

「上腕式と手首式で20mmHgくらい違う」

「測るたびに数値が大きく変わる」

といった場合です。

普段の測定記録だけでなく、使用している血圧計について伝えることで、測定方法について確認できる場合があります。

手首式と上腕式についてよくある質問

Q. 手首式血圧計は信用できないのでしょうか?

手首式だから必ず正しく測れないというわけではありません。

ただし、手首の高さなど測定姿勢の影響を受けやすいため、家庭血圧の測定では一般的に上腕式が使いやすいとされています。

Q. 上腕式と手首式で数値が違います。どちらを信じればいいですか?

まずは、それぞれ正しい方法で測定できているか確認しましょう。

家庭で継続的に血圧を管理する場合には、毎回同じ血圧計を使用し、同じ条件で測定することも重要です。

大きな差が続く場合には医療機関へご相談ください。

Q. 血圧計は何年くらい使えますか?

使用できる期間や点検方法は製品によって異なります。

長期間使用している場合や、以前と比べて測定値がおかしいと感じる場合には、取扱説明書やメーカーの案内を確認しましょう。

Q. 血圧計は高いものほど正確ですか?

価格だけで正確さが決まるわけではありません。

便利な記録機能や通信機能によって価格が高くなっている製品もあります。

家庭血圧を測る目的であれば、精度が確認された機種の中から、自分が継続して使いやすいものを選ぶことが大切です。

Q. 病院と同じ血圧計を買った方がいいですか?

必ずしも同じ機種にする必要はありません。

家庭では、正しく測定でき、毎日継続しやすい血圧計を選ぶことが大切です。

まとめ|迷ったら「上腕式」、手首式は測り方がより重要

血圧計には手首式と上腕式がありますが、

「どちらが家庭血圧を正確に測りやすい?」

という点では、基本的には上腕式がおすすめです。

一方で、手首式にも持ち運びやすい、装着しやすいといったメリットがあります。

大切なのは、

「手首式か上腕式か」だけではなく、正しい方法で毎日同じ条件で測れているか

ということです。

血圧の数値が日によって大きく違う、家庭と病院で大きな差がある、どの血圧計を使えばよいか分からないといった場合には、医療機関でご相談ください。

芦屋ながさわ内科では、高血圧をはじめとした生活習慣病や循環器疾患の診療を行っています。

「家庭血圧の測り方が合っているか分からない」
「自宅の血圧が高くて心配」
「血圧計の数値をどう判断すればよいか分からない」

といった場合にも、お気軽にご相談ください。

監修医師

監修医師:長澤 圭典

・医学博士
・日本循環器学会 循環器専門医
・日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
・日本心血管カテーテルインターベンション学会 専門医

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