高血圧症
高血圧症
\ 血圧が気になる方はご相談ください /
血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の内側の壁を押す力のことです。
健康診断で目にする「150/95」のような数値は、
上下2つの血圧を表しています。
● 上の血圧(収縮期血圧)
心臓が縮んで、血液を送り出した瞬間の圧力。「150/95」の150がこれにあたります。
● 下の血圧(拡張期血圧)
心臓がふくらんで、血液をためている時の圧力。「150/95」の95がこれにあたります。
高血圧とは、血管にかかる圧力が高い状態が慢性的に続くことです。日本人のおよそ4,300万人が該当すると推計されており、けっして珍しい病気ではありません。
高血圧の状態が続くと血管が傷つき、動脈硬化が進むことがあります。脳卒中や心筋梗塞につながる場合もあるため、早めのご相談が大切です。
まずは、ご自宅で測った上の血圧がどこにあてはまるかご確認ください。
115未満 / 正常域
現在の生活を続けながら、定期的な測定で経過を見ていきましょう。
115〜134 / 高めの範囲
まだ高血圧の基準には達していませんが、注意が必要な数値です。食事や運動の見直しから始められる段階です。
135以上 / 高血圧
高血圧に該当する数値です。自覚症状がなくても血管への負担は進むことがあるため、一度ご相談ください。
上記はご家庭で測定した場合の目安です。病院では緊張により高く出ることがあるため、診察室では別の基準(140以上)で判断します。詳しい分類は下の表をご覧ください。

\ 数値が気になる方はご相談ください /
高血圧の原因は、大きく「遺伝的な要因」と「生活習慣(環境的な要因)」の2つに分けられます。
● 遺伝的な要因
ご両親や兄弟姉妹など血縁者に高血圧の方がいる場合、体質として血圧が上がりやすい傾向があるとされています。
● 環境的な要因(生活習慣)
原因は人によって異なり、複数が重なっている場合もあります。ご自身にどの要因があてはまるかは、診察でお伺いしながら確認していきます。
高血圧は、原因によって大きく2つのタイプに分けられます。
二次性高血圧の場合、原因となる病気の治療によって血圧が改善することがあります。どちらのタイプかを見極めることが、適切な治療につながります。
高血圧の状態が続くと、血管が常に張り詰めた状態となり、厚く硬くなる「動脈硬化」が進みます。また心臓も強い力で血液を送り続けるため、筋肉が厚くなり働きが弱まることがあります。これらが進行すると、次のような合併症につながることがあります。
これらは、血圧の管理を続けることでリスクを抑えられるとされています。自覚症状がない段階からの受診が大切です。
高血圧の診断と、合併症の有無を確認するため、必要に応じて次のような検査を行います。
すべての検査を毎回行うわけではありません。症状や数値をもとに、必要なものをご説明したうえで進めます。
高血圧の治療では、単に血圧を下げるのではなく、患者様ごとに「どこまで下げるか」という目標値を定めます。この降圧目標値は、年齢や合併症の有無によって異なります。
● 家庭血圧の降圧目標値
● なぜ目標値が違うのか
● 診察室血圧の目標値
病院で測る血圧は緊張により高く出ることがあるため、家庭血圧より5mmHg高い値が目標とされています。75歳未満の方は130/80mmHg未満、75歳以上の方は140/90mmHg未満が目安です。
上記は日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019」に基づく目安です。実際の目標値は、患者様の状態を確認しながら診察のなかで決めていきます。
\ 目標値について相談したい方へ /
治療の目的は、血圧を適正な範囲に保ち、合併症を防ぐことです。生活習慣の見直しを基本とし、必要に応じてお薬を使います。
● 1. 生活習慣の改善
● 2. お薬による治療
生活習慣の見直しだけでは血圧が下がりにくい場合などに、お薬を使うことがあります。お薬には作用の異なるいくつかの種類があり、患者様の状態や持病に合わせて医師が選択します。
お薬は自己判断で中断せず、医師の指示通りに服用を続けることが大切です。気になる点があれば、遠慮なくご相談ください。
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