心不全
心不全
「少し動くだけで息切れがするけれど、年のせいかな?」
「足のむくみがひどいけれど、どこに相談すればいいかわからない」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
心不全は、早期に適切な管理を始めることで、入院を防ぎ、これまで通りの生活を長く続けることができる病気です。当院では、循環器専門医が患者様お一人おひとりの不安に寄り添った丁寧な診療を行っています。
心不全の治療で最も大切なのは、「なぜ心臓のポンプ機能が低下しているのか」という原因を正確に突き止めることです。当院では、日本循環器学会認定の循環器専門医が、心エコー検査などを用いて心臓の動きを詳細に評価し、最適な治療方針をご提案いたします。高度な検査や入院が必要な場合には、速やかに基幹病院と連携いたします。
心不全は一度良くなっても、持病の悪化で再発(再入院)を繰り返しやすい病気です。当院では、根本原因となる高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を徹底してコントロールします。お薬の調整はもちろん、心不全管理に欠かせない「塩分制限」や「日々の体重管理」についても、患者様が無理なく続けられるよう具体的にアドバイスし、再入院のない健やかな毎日を支えます。
心不全の治療は、症状がないときでも定期的に通院し、お薬を継続することが何よりも重要です。当院はラポルテ北館1階、JR芦屋駅から徒歩3分という通いやすい場所に位置しています。お仕事帰りや外出のついでに立ち寄りやすく、ちょっとした体調の変化も気軽にご相談いただける「地域の身近な専門クリニック」として、皆様の安心をサポートいたします。
日本循環器学会では、心不全を
「心臓が悪いために、息切れやむくみがおこり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気」
と定義しています。
心臓は全身に血液を送るポンプの役割を担っています。このポンプの力が弱まると、全身に必要な酸素や栄養が届かなくなったり、逆に血液が滞る「うっ血」という状態が起きたりします。
一度発症すると完全に元の状態に戻る(完治する)ことが難しく、入退院を繰り返しながら徐々に進行していくという点にあります。
そのため、早期発見と適切な管理が非常に重要です。
心不全の症状は、ポンプ機能の低下によって「どこに血液が滞るか」によって現れ方が異なります。
最も代表的な症状です。初期には「階段を上ると息が切れる」といった程度ですが、進行すると平地を歩くだけで苦しくなり、さらに重症化すると、横になって寝るよりも椅子に座っている方が楽になる「起坐呼吸(きざこきゅう)」が現れることもあります。
足の甲や脛(すね)を指で押すと跡が残るような「むくみ」が現れます。また、体の中に水分が溜まるため、数日で2~3kgも体重が増えることがあります。これは心不全が悪化している重要なサインです。
全身への血流が不足するため、疲れやすくなったり、手足が冷たくなったりすることがあります。
心不全を引き起こす原因は多岐にわたります。心臓に負担をかけるあらゆる疾患が心不全の原因となり得ます。
心不全は、その進行度合いによって「ステージA」から「ステージD」の4段階に分類されます。この分類の重要なポイントは、「一度進んだステージは基本的には戻らない」という点です。
まだ心臓の構造的な異常はありませんが、高血圧、糖尿病、肥満など、将来心不全になるリスクが高い状態です。この段階での生活習慣改善が、発症を防ぐ鍵となります。
心臓の壁が厚くなったり、肥大したりといった構造的な異常はありますが、まだ「息切れ」や「むくみ」などの自覚症状は出ていない状態です。
心臓の異常に加え、実際に息切れやむくみなどの症状が出たことがある、あるいは現在出ている状態です。多くの患者様がこの段階で初めて「心不全」と診断されます。
一般的な治療を行っても症状が改善せず、入退院を繰り返す状態です。高度な医療(補助人工心臓や移植など)や、緩和ケアを検討する段階となります。
心不全の治療は、お薬による「薬物療法」を中心に、必要に応じて手術やリハビリテーションを組み合わせて行います。
心不全の予後を改善する「ファンタスティック・フォー」と呼ばれる以下の薬剤を中心に、心臓の保護と負担軽減を図ります。
原因疾患に応じて、弁膜症の手術、カテーテル治療、ペースメーカー(CRT:心臓再同期療法)や除細動器(ICD)の植え込みなどが行われます。
適度な運動は、心臓の機能を助け、再入院を防ぐことが科学的に証明されています。専門医の指導のもと、安全な範囲で運動を継続することが重要です。
治療と同じくらい大切なのが、ご自宅でのセルフケアです。心不全は、患者様ご自身が自分の体の状態を知ることで、悪化を未然に防ぐことができます。
心不全は、早く見つけて対策を始めるほど、その後の人生を健やかに送れる可能性が高まります。「年齢のせいかな?」と思うような息切れや、靴が急にきつくなった感覚があれば、放置せずに循環器内科を受診してください。
特に、血圧が高い方や糖尿病をお持ちの方は、症状がなくても定期的な心エコー検査などで、自分の心臓の状態を確認しておくことをお勧めします。
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