帯状疱疹
帯状疱疹

50歳を過ぎると発症リスクが急上昇する「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」。刺すような激しい痛みや、治った後も長期間痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」に苦しまれる患者様が非常に多い病気です。
現在、帯状疱疹ワクチンは国の「定期接種」に位置づけられており、芦屋市に住民票がある対象年齢の方は、公費助成(自己負担の軽減)を受けて接種することができます。
なお、以前に実施されていた「任意接種の費用助成事業」は2026年3月31日をもって終了し、現在はすべてこの定期接種の枠組みに移行しています。
本ページでは、最新の対象者条件、2種類あるワクチンの違いと費用、当院でのご予約方法について専門医が詳しく解説します。
帯状疱疹は、子供の頃にかかった「水ぼうそう(水痘)ウイルス」が原因で起こります。水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内の神経節に潜伏し続けています。加齢や疲労、ストレス、慢性疾患などによって免疫力が低下すると、ウイルスが再び活動を始め、体の片側にピリピリとした痛みと赤い発疹・水ぶくれを引き起こします。
日本では50歳以上で発症率が急増し、80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。さらに恐ろしいのは、皮膚の症状が治った後も神経の痛みが数ヶ月〜数年も続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」という後遺症です。高齢になるほどこの後遺症が残りやすく、日常生活に大きな支障をきたすため、ワクチンによる事前の予防が極めて重要です。
芦屋市に住民登録があり、以下のいずれかに該当する方が対象です。
過去に帯状疱疹の予防接種を完了している方(生ワクチンを1回、または組換えワクチンを2回接種済みの方)は、原則として定期接種の対象外となります。ただし、「前回の接種から長い年月が経ち、ワクチンの有効性が減衰している」など、医師が再接種を必要と判断した場合は定期接種の対象となることがあります。ご自身の状況が分からない場合は当院へご相談ください。
定期接種として認められているワクチンは2種類あり、どちらか一方を選んで接種します。公費が適用されるため、窓口での自己負担額は以下の通りとなります。
| ワクチンの種類 | 生ワクチン (乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」) |
組換えワクチン(不活化ワクチン) (GSK社「シングリックス」) |
|---|---|---|
| 接種回数 | 1回(皮下注射) |
2回(筋肉内注射) ※通常2ヶ月〜7ヶ月の間隔を空けて2回接種 |
| 自己負担額 (窓口支払い) |
4,000円(総額 4,000円) | 1回 11,000円(2回総額 22,000円) |
| 予防効果 (目安) |
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| 接種制限 | 病気や免疫抑制治療によって免疫が低下している方は接種できません。 | 免疫の状態に関わらず、どなたでも接種可能です。 |
当院での帯状疱疹ワクチン接種は、ワクチンの在庫を確実に確保するため「事前予約制」となっております。お電話、より事前にご予約(ご連絡いただいた日の1週間後以降予約可です)をいただいた上で、芦屋市から届いたハガキ(接種券)を持ってご来院ください。
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