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脈拍の正常値は?50・60・80・100は正常?脈が速い・遅いときの受診目安を循環器専門医が解説

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2026年9月05日

脈拍の正常値は?50・60・80・100は正常?脈が速い・遅いときの受診目安を循環器専門医が解説

「脈拍100は高すぎる?」「脈拍50は低い?」「血圧計の脈拍数が毎回違うけれど大丈夫?」と気になる方も多いでしょう。

脈拍は運動、緊張、発熱、睡眠、カフェイン、薬などの影響を受けます。日本循環器学会では、心拍数がおおよそ50回/分以下を徐脈、100回/分以上を頻脈と説明しています。ただし、数字だけで病気かどうかは判断できません。

この記事のポイント

・おおよそ50回/分以下は徐脈、100回/分以上は頻脈と呼ばれます

・脈拍60・80は安静時にもみられる数字ですが、数字だけで健康状態は判断できません

・運動・緊張・発熱・脱水・カフェインなどでも脈拍は変化します

・胸痛・息切れ・失神・強いめまいなどを伴う場合は早めの評価が必要です

・脈が不規則な場合は心房細動などの不整脈が隠れていることがあります

脈拍とは?

脈拍とは、心臓から血液が送り出されることで動脈に生じる拍動を、手首などで感じた回数です。通常は心臓が1回収縮すると脈も1回触れるため、脈拍数と心拍数はほぼ同じになります。

ただし、不整脈によっては心臓の拍動と手首で触れる脈拍が一致しないことがあります。

脈拍の正常値は?

脈拍は年齢、運動習慣、体調、薬などによって異なります。

日本循環器学会は、心拍数がおおよそ50回/分以下を「徐脈」、100回/分以上を「頻脈」と説明しています。そのため安静時では50~100回/分程度が一つの参考になります。

ただし、この範囲なら必ず正常、外れれば必ず病気という意味ではありません。脈拍数だけでなく、脈が規則正しいか、症状があるかも重要です。

脈拍50は低い?

50回/分前後だからといって、直ちに治療が必要とは限りません。運動習慣のある方や睡眠中などでは脈拍が少なくなることがあります。また、一部の薬も脈拍を低下させます。

一方、強いだるさ、息切れ、めまい、ふらつき、失神などを伴う場合や、以前より明らかに脈が遅くなった場合には医療機関へ相談してください。

脈拍60は正常?

安静時の脈拍が60回/分程度で、症状がなく規則正しい場合は一般的に大きく心配する数字ではありません。

ただし、60回/分でも「脈が飛ぶ」「バラバラする」と感じる場合には、不整脈が隠れていることがあります。

脈拍80は正常?

80回/分程度も安静時にみられる数字です。

脈拍は緊張、ストレス、睡眠不足、カフェイン、喫煙、発熱、脱水、運動などで変化します。数分間安静にしてから測定し、普段の自分の脈拍を把握しておきましょう。

脈拍100は高い?

安静時の心拍数がおおよそ100回/分以上になる状態は頻脈と呼ばれます。

階段を上った直後や運動後、緊張時、発熱時などに一時的に100を超えることはあります。一方、十分に安静にしていても100以上が続く場合には、発熱、脱水、貧血、甲状腺機能異常、不整脈、心臓病、薬やカフェインなどの影響を確認することがあります。

脈拍が速くなる主な原因

運動・緊張・ストレス

身体を動かしたときや緊張時には心拍数が上昇します。

発熱・脱水

発熱や水分不足によって脈が速くなることがあります。

貧血

酸素を運ぶ能力の低下を補うため心拍数が増える場合があります。

カフェイン・喫煙

体質や摂取量によって動悸や心拍数増加につながることがあります。

不整脈

心房細動や発作性上室性頻拍などで脈が速くなることがあります。

脈拍が遅くなる主な原因

運動習慣のある方では安静時心拍数が低いことがあります。一方、洞不全症候群、房室ブロック、一部の薬剤、甲状腺機能低下などによって徐脈になる場合もあります。

特にめまい・失神・息切れなどを伴う場合には評価が必要です。

脈拍はどう測る?

椅子に座って数分間安静にし、手首の親指側に人差し指・中指などを軽く当てます。

回数だけでなく「一定の間隔で打っているか」「脈が飛ばないか」「バラバラではないか」も確認しましょう。家庭用血圧計の脈拍表示も参考になります。

スマートウォッチの脈拍は信用できる?

日常の心拍数変化を把握する参考になりますが、表示だけで不整脈を確定診断することはできません。

異常が繰り返し表示される、動悸などがある場合には、記録を医師へ見せると診療の参考になることがあります。

受診を考えた方がよい症状

強い胸痛、呼吸困難、失神、意識がもうろうとする、強いめまい・ふらつき、冷や汗、突然の強い動悸が改善しない場合などは、緊急の対応が必要な可能性があります。

症状が強くなくても、安静時の頻脈・徐脈や不規則な脈が繰り返される場合には医療機関へ相談しましょう。

よくある質問

脈拍50は危険ですか?

数字だけでは判断できません。めまい・失神・息切れなどを伴う場合は受診してください。

脈拍60は正常ですか?

安静時で症状がなく、規則正しければ一般的には大きく心配する数字ではありません。

脈拍80は高いですか?

80回/分程度は安静時にもみられます。緊張やカフェイン、睡眠不足などでも変動します。

脈拍100は病院に行くべきですか?

運動直後などでは100を超えることがあります。安静にしても100以上が続く場合や、動悸・胸痛・息切れなどを伴う場合は相談してください。

脈拍がバラバラなのは不整脈ですか?

不整脈の可能性があります。繰り返す場合は心電図などで確認することが大切です。

脈拍や動悸が気になる方は芦屋ながさわ内科へ

脈拍が極端に速い・遅い状態が続く、脈が不規則、動悸・胸痛・息切れ・めまいなどを伴う場合には、不整脈や心臓病が隠れていないか確認することが大切です。

芦屋ながさわ内科では、循環器専門医が診療を行い、心電図やホルター心電図などを用いて不整脈の評価を行っています。

記事監修

監修医師:長澤 圭典

・医学博士

・日本循環器学会 循環器専門医

・日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医

・日本心血管カテーテルインターベンション学会 専門医

・日本心臓リハビリテーション学会 心臓リハビリテーション指導士

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