血圧の正しい測り方は?朝・夜いつ測る?何回測る?家庭血圧を循環器専門医が解説|芦屋ながさわ内科|JR芦屋駅から徒歩3分

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血圧の正しい測り方は?朝・夜いつ測る?何回測る?家庭血圧を循環器専門医が解説

血圧の正しい測り方は?朝・夜いつ測る?何回測る?家庭血圧を循環器専門医が解説|芦屋ながさわ内科|JR芦屋駅から徒歩3分

2026年8月28日

血圧の正しい測り方は?朝・夜いつ測る?何回測る?家庭血圧を循環器専門医が解説

健康診断で血圧が高いと言われたり、自宅で血圧を測り始めたりしたときに、

「血圧は朝と夜、いつ測ればいい?」
「1回だけでいい?何回測る?」
「1回目と2回目で数値が違うけど、どちらを記録する?」
「右腕と左腕、どちらで測ればいい?」

と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

血圧は、時間帯や食事、運動、入浴、緊張などによって常に変動しています。そのため、家庭血圧を高血圧の診断や治療に役立てるには、できるだけ毎日同じ条件で正しく測定することが大切です。

この記事では、家庭で血圧を測るタイミングや正しい姿勢、測定回数などについて解説します。

この記事のポイント

  • 家庭血圧は基本的に「朝」と「夜」に測定します
  • 朝は起床後1時間以内、排尿後、朝食・服薬前に測定します
  • 夜は就寝前に測定します
  • 測定前は1~2分程度安静にし、座った状態で測ります
  • 朝・夜とも原則2回測定し、平均値を確認します
  • 家庭血圧は数日間継続して記録することが重要です

なぜ病院だけでなく自宅でも血圧を測るの?

血圧は一日の中でも変動しています。

また、病院では緊張によって普段より血圧が高くなる「白衣高血圧」がみられることがあります。反対に、病院では正常でも自宅では血圧が高い「仮面高血圧」もあります。

そのため、高血圧の診断や治療では、診察室で測った血圧だけでなく家庭血圧も重要な情報になります。

日本高血圧学会も家庭血圧の測定を推奨しており、診察室血圧と家庭血圧に差がある場合にも家庭血圧を活用して診断・治療することが重要としています。

血圧は朝と夜、いつ測る?

家庭血圧は、基本的に朝と夜の1日2回測定します。

朝の血圧を測るタイミング

朝は、

  • 起床後1時間以内
  • 排尿した後
  • 朝食を食べる前
  • 降圧薬を飲む前

に測定します。

朝起きてすぐにベッドの上で測るのではなく、トイレを済ませた後に椅子へ座り、1~2分程度安静にしてから測りましょう。

朝の血圧は、高血圧の診療において特に重要です。

日本高血圧学会では、2025年から「早朝高血圧徹底制圧宣言」を掲げ、治療中の高血圧患者では朝の血圧130mmHg未満を目指すことの重要性を発信しています。

夜の血圧を測るタイミング

夜は、基本的に就寝前に測定します。

毎日できるだけ同じ時間帯・同じ条件で測ることがポイントです。

入浴や飲酒の直後は血圧が変化する可能性があるため、直後の測定は避けましょう。

日本高血圧学会では、家庭血圧を朝は起床後1時間以内、排尿後・朝食前に、夜は就寝前に測定する方法を示しています。

血圧を正しく測る姿勢

血圧を測るときは、姿勢も重要です。次のポイントを意識してください。

  • 背もたれのある椅子に座る
  • 足を組まない
  • 両足を床につける
  • 測定する腕の力を抜く
  • 腕を心臓と同じくらいの高さにする
  • 測定前に1~2分安静にする
  • 測定中は話さない

血圧計のカフ(腕帯)は、服の上から巻かず、できるだけ素肌の上腕に巻きます。

測定中に会話をしたり身体を動かしたりすると、正確な血圧を測りにくくなります。日本高血圧学会も、測定前に1~2分安静にし、測定中は身体を動かさず会話をしないことを推奨しています。

血圧は1回?2回?何回測ればいい?

「1回目と2回目で血圧が違う」という経験をした方も多いと思います。

家庭血圧では、朝・夜それぞれ原則2回測定し、その平均値を確認する方法が推奨されています。

例えば、

1回目:142/88mmHg

2回目:136/84mmHg

だった場合は、どちらか都合のよい数値だけを選ぶのではなく、両方を記録しましょう。

日本高血圧学会では、朝・晩とも2回測定して平均値を用い、診断・治療では5~7日間程度の平均値を見る方法を示しています。

「1回目は高かったから記録せず、2回目だけ残す」といった測り方は避けることが大切です。

1回目の血圧だけ高いのはなぜ?

1回目の測定値が高く、2回目になると下がることは珍しくありません。

座った直後で十分に安静になっていなかったり、「高かったらどうしよう」と緊張したりすることも影響します。

だからといって、1回目の数値を無かったことにするのではなく、決められた方法で測定した結果を記録してください。

毎日の平均的な血圧を確認することが重要です。

血圧は右腕と左腕、どちらで測る?

血圧は左右の腕で多少異なることがあります。

初めて家庭血圧を測り始める場合には、左右それぞれで測って差がないか確認するとよいでしょう。

その後は、基本的に毎回同じ腕で測ることで数値を比較しやすくなります。

左右で血圧に大きな差が繰り返しみられる場合には、血管の病気などが隠れていることもあるため、一度医療機関へ相談してください。

食後・運動後・入浴後に測ってもいい?

血圧はさまざまな行動によって変化します。

食事、運動、入浴、飲酒、喫煙、カフェインなどの直後は、普段の安静時血圧と条件が異なります。

そのため、血圧の経過を比較する目的では、毎日なるべく同じ条件で測定しましょう。

「血圧が高そうだから、そのたびに何度も測る」のではなく、朝・夜など決まったタイミングで継続することが重要です。

家庭血圧はいくつから高い?

医療機関で測る診察室血圧と、自宅で測る家庭血圧では、高血圧の基準が異なります。

一般的な高血圧の基準は、

測定場所 高血圧の基準
診察室血圧 140/90mmHg以上
家庭血圧 135/85mmHg以上

です。

家庭ではリラックスした状態で測定できるため、診察室より基準が低く設定されています。家庭血圧135/85mmHg以上は高血圧の基準として用いられています。

「病院では130台だから正常と言われたけれど、自宅では毎朝140台」という場合には、医師へ家庭血圧を伝えることが重要です。

血圧が150・160以上だった場合は?

正しい方法で測っても血圧が高い状態が続く場合には、医療機関への相談を検討してください。

特に、

  • 毎日のように150mmHg以上になる
  • 160mmHg以上を繰り返している
  • 180mmHg以上になった
  • 下の血圧が90~100mmHg以上になる

という場合には注意が必要です。

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どんな血圧計を選べばいい?

家庭で使用する場合は、上腕にカフを巻くタイプの血圧計がおすすめです。

手首式の血圧計は持ち運びやすいというメリットがありますが、測定位置によって数値が変わりやすいため、家庭で継続的に血圧管理をする場合には上腕式が適しています。

日本高血圧学会でも、家庭血圧には上腕カフ式の血圧計を用いることを推奨しています。

血圧は記録して医療機関へ持参しましょう

家庭血圧を測ったら、

  • 日付
  • 朝の血圧
  • 夜の血圧
  • 脈拍

などを記録しておきましょう。

血圧手帳でも、血圧計のアプリでも構いません。

数日間の記録があることで、「病院で緊張したときだけ高いのか」「朝だけ高いのか」「一日を通して高いのか」などを医師が判断しやすくなります。

よくある質問

Q. 血圧は起きてすぐ測ればいいですか?
朝は起床後1時間以内が目安ですが、起きた直後ではなく、排尿を済ませ、椅子に座って1~2分安静にしてから測定します。朝食や降圧薬の服用前に測りましょう。
Q. 血圧は朝と夜どちらが重要ですか?
どちらも重要です。特に朝の血圧は心血管リスクを評価するうえで重視されていますが、朝と夜を継続して測定することで血圧の変化を把握しやすくなります。
Q. 1回目と2回目、どちらを記録しますか?
原則として2回とも記録し、平均値を確認します。低かった方だけを選んで記録するのは避けましょう。
Q. 毎日同じ時間に測らないと意味がありませんか?
多少時間がずれても測定を続けることに意味がありますが、比較しやすくするため、できるだけ同じ条件・同じ時間帯で測定しましょう。

家庭血圧が高い方は芦屋ながさわ内科へ

血圧を正しく測ることで、自分では気づかなかった高血圧が見つかることがあります。

「病院では正常なのに自宅では高い」
「毎朝140~150mmHgになる」
「最近血圧が上がってきた」
「血圧の記録を見てほしい」

という方は、一度ご相談ください。

芦屋ながさわ内科では、循環器専門医が高血圧の診療を行い、血圧だけでなく糖尿病・脂質異常症なども含めて心臓や血管のリスクを総合的に評価します。

家庭血圧の記録や健康診断の結果をお持ちのうえ、お気軽にご相談ください。

記事監修

監修医師:長澤 圭典(ながさわ よしのり)

【資格・所属学会】

  • 医学博士
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
  • 日本心血管カテーテルインターベンション学会 専門医
  • 日本心臓リハビリテーション学会 心臓リハビリテーション指導士

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