2026年4月10日

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を「ただのいびき」と楽観視していませんか?この病気の本質は「睡眠中に何度も窒息状態に陥る」ことにあります。今回は、SASの根本的な原因と、放置した際のリスクについて専門的に解説します。
SASの主な原因:太っている人だけではない?
SASの直接的な原因は、睡眠中に気道が塞がってしまうことです(閉塞性SAS)。
肥満:首周りや喉の粘膜に脂肪がつき、物理的に気道を狭くします。
骨格:アゴが小さい日本人は、欧米人よりもSASになりやすい傾向があります。
加齢・ストレス:喉を支える筋肉の緩みや、ストレスによる自律神経の乱れが、症状を悪化させることがあります。
SASが引き起こす恐ろしい「死亡リスク」
「無呼吸」は体内の酸素濃度を急激に下げます。これに対応するため心臓は必死に血液を送り出そうとし、血圧が急上昇します。
①脳卒中・心筋梗塞:重症SAS患者は、健常者と比較してこれらの発症リスクが数倍高まるというデータがあります。
②突然死:寝ている間の心停止のリスクです。
③交通事故:居眠り運転による重大事故のリスクは、社会問題にもなっています。
「どんな人がなるのか?」を知る
「自分は痩せているから」「お酒を飲まないから」というのは安全神話に過ぎません。口呼吸の習慣がある人や、更年期以降の女性もリスクが高まります。SASは「誰もがなり得る病気」なのです。
まとめ:早期治療は「命を守る」こと
SASの治療は、単にいびきを止めるためだけではありません。心臓や脳への負担を減らし、あなたの寿命を延ばすための投資です。「いびきが怖い」「夜中に目が覚める」といった症状がある方は、今すぐ対策が必要です。適切な診断と治療をご提案しますので、ぜひ当院へお越しください。