健診で見かける「尿酸値」って何?「尿酸値が高い」は痛風の前兆だけじゃない。芦屋の循環器専門医が教える、数値の意味と血管の健康|芦屋ながさわ内科|JR芦屋駅から徒歩3分

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健診で見かける「尿酸値」って何?「尿酸値が高い」は痛風の前兆だけじゃない。芦屋の循環器専門医が教える、数値の意味と血管の健康

健診で見かける「尿酸値」って何?「尿酸値が高い」は痛風の前兆だけじゃない。芦屋の循環器専門医が教える、数値の意味と血管の健康|芦屋ながさわ内科|JR芦屋駅から徒歩3分

2026年4月20日

健診で見かける「尿酸値」って何?「尿酸値が高い」は痛風の前兆だけじゃない。芦屋の循環器専門医が教える、数値の意味と血管の健康

芦屋市周辺にお住まいの皆様、こんにちは。芦屋ながさわ内科です。

健康診断の結果で「尿酸値(UA)」の項目に高い数値が出て、「あぁ、ビールを控えなきゃ」「美味しいものを食べすぎたかな」と苦笑いされている方もいらっしゃるかもしれません。

「まだ足の指も痛くないし、放っておいても大丈夫だろう」と思われがちな尿酸値。しかし、近年の研究では、高い尿酸値が高血圧や動脈硬化、ひいては心不全といった循環器疾患と密接に関係していることが分かってきました。

今回は、尿酸値の正しい見方と、なぜ早めのケアが大切なのかについてお話しします。

尿酸値の数値、どこからが「高い」の?

尿酸とは、細胞の代謝やエネルギー消費の際にできる老廃物のようなものです。通常は尿や便と一緒に体の外へ排出されますが、このバランスが崩れると血液中の尿酸が増えてしまいます。

「7.0mg/dL」が分かれ道

医学的なガイドラインでは、性別や年齢を問わず、血清尿酸値が7.0mg/dLを超える状態を「高尿酸血症」と定義しています。

尿酸値が「7.0」を超えると、血液の中に溶けきれなくなった尿酸が「針のような結晶」となって関節に溜まり始めます。これが何かの拍子に剥がれ落ち、激しい炎症を起こすのが、あの有名な「痛風発作」です。

なぜ「循環器専門医」が尿酸値を気にするのか

「痛風なら整形外科では?」と思われるかもしれません。もちろん、痛みを取るには整形外科の先生の力が必要です。しかし、「なぜ尿酸値が高くなっているのか」「血管にダメージはないか」を診るのが、私たち循環器専門医の役割です。

尿酸は血管を「サビ」させる

最新の知見では、高い尿酸値は血管の内側の壁(内皮細胞)を傷つけ、血管を収縮させることが分かっています。つまり、尿酸値が高い人は、高血圧になりやすく、動脈硬化が進みやすいのです。

メタボリックシンドロームとの深い関係

尿酸値が高い方は、同時に「血糖値が高い」「血圧が高い」「中性脂肪が多い」といった問題を抱えていることが少なくありません。これらが重なることで、心筋梗塞や脳卒中のリスクは相乗的に高まってしまいます。当院では、単に尿酸の数値を下げるだけでなく、「心臓や血管を守る」というトータルな視点で診断を行っています。

芦屋での「豊かな食生活」と尿酸値のコントロール

芦屋市には美味しいレストランやこだわりの酒屋さんが多く、食の楽しみを大切にされている方が多い街です。「尿酸値を下げる=美味しいものを全て諦める」と考えると、とても辛いですよね。
当院では、無理な制限ではなく、「持続可能な生活の工夫」を提案しています。


水分をしっかり摂る
尿酸を尿と一緒に外へ出すためには、お水やお茶などで水分を摂ることが基本です。


「アルコールの種類」より「量」を意識する
「ビールじゃなければ大丈夫」と思われがちですが、アルコールそのものが尿酸値を上げる働きをします。適量を守る工夫を一緒に考えましょう。


乳製品を味方につける
低脂肪の牛乳やヨーグルトには、尿酸の排出を助ける効果があると言われています。


隠れた「腎機能」のチェック
尿酸が高い原因が、実は腎臓の排泄能力の低下にある場合もあります。当院では血液検査で腎機能(クレアチニン・eGFR)も同時に評価し、適切な対策を立てます。

まずは「相談」から始めませんか?

「痛くないからまだいいや」と放置することは、目に見えないところで血管に負担をかけ続けていることと同じです。逆に言えば、尿酸値を適切にコントロールすることは、将来の心臓病や腎臓病を防ぐための重要な対策になります。


芦屋ながさわ内科では、血液検査の結果をもとに、
・「今すぐお薬が必要なレベルなのか」
・「食事と運動の工夫で様子が見られる段階なのか」
を、循環器専門医の知見から明確にお伝えします。
「健診で数値がC判定だった」「昔一度だけ足が痛くなったことがある」といった些細なきっかけで構いません。

まとめ:芦屋の皆様の「血管の健康」を守るために

尿酸値は、あなたの体が送ってくれている「生活習慣を見直して、血管を休めてあげて」というメッセージです。

痛風の恐怖に怯えるのではなく、自分の体を知り、正しくコントロールすることで、これからも芦屋での美味しい食事や趣味の時間を心から楽しんでいただきたい。それが私たちの願いです。気になる数値が書かれた健診結果をお持ちの方は、ぜひ一度、お気軽に芦屋ながさわ内科へご相談ください。誠実で分かりやすい解説で、皆様の不安を安心に変えるお手伝いをさせていただきます。

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