動悸
動悸
「最近、なんとなく胸が苦しい」「ドキドキして不安になる」そんな症状はありませんか?以下の10項目のうち、3つ以上当てはまる場合は、心臓や血管の病気が隠れている可能性があります。自己判断せず、一度当院までご相談ください。

動悸とは、普段は意識することのない心臓の拍動を、「ドキドキ」「ドクン、ドクン」と不快に感じたり、強く感じたりする状態のことです。激しい運動をした後や、緊張した時に心臓がドキドキするのは生理的な反応(正常な反応)ですが、「安静にしているのにドキドキする」「脈のリズムがおかしい」といった場合は、何らかの病気のサインである可能性があります。
動悸の中には、様子を見ても良いものと、すぐに受診が必要なものがあります。
「気のせいかもしれない」と我慢することで、発見が遅れてしまうケースも少なくありません。少しでも違和感があれば、専門医の診断を受けることをおすすめします。
動悸の原因は多岐にわたりますが、大きく分けて「心臓そのものの病気」と「それ以外」に分類されます。
貧血
血液中の酸素を運ぶ力が低下するため、心臓が無理をして多く働こうとして動悸が起こります。
甲状腺機能亢進症
(バセドウ病など)
甲状腺ホルモンの過剰分泌により、常に全力疾走しているような状態になります。
自律神経の乱れ・ストレス
過労や精神的なストレスにより自律神経のバランスが崩れ、動悸を感じやすくなります。
心臓は、微弱な電気信号が規則正しく流れることで収縮と拡張を繰り返しています。この電気信号の発生や伝達に異常が生じると、脈の速さやリズムが崩れ、動悸として自覚されます。
「ドクン」という強い衝撃や、脈が抜ける感覚の原因です。本来のタイミングではない時に電気信号が発生し、早まって収縮してしまう現象(期外収縮)が代表的です。 早まった収縮の直後は、心臓が次の拍動までの準備時間を長く取るため、通常よりも多くの血液が心臓内に溜まります。その大量の血液を一気に押し出す際、普段より強い収縮力が生まれるため、胸に強い衝撃を感じます。
運動をしていないのに、全力疾走をした後のような激しい動悸を感じます。電気信号が異常に早く発生したり、回路の中で信号が空回りすることで起こります。心臓が十分な血液を溜め込む前に収縮を繰り返すため、空打ちのような不快感を伴うことがあります。
電気信号が途絶えたり、伝わりにくくなることで脈が極端に遅くなります。脈と脈の間隔が長くなると、その間に心臓内には大量の血液が充填されます。溜まりすぎた血液を押し出すために、一回一回の拍動が「ドスン」と重く大きなものになり、これを動悸として感じることがあります。
心臓のリズム自体は正常であっても、心臓という「ポンプ」にかかる負担が増加したり、血液の流れに異常が生じることで、心臓が代償的に強く働こうとし、動悸が生じます。
心臓の弁が壊れて血液が逆流(閉鎖不全症)すると、一度送り出した血液が心臓内に戻ってきてしまいます。心臓は「戻ってきた分」と「新しく入ってくる分」の、通常より多い量の血液を処理しなければなりません。この増えた血液を全身に送り出すために、心臓は収縮力を強めて激しく拍動する必要があり、それが強い鼓動として自覚されます。
心筋梗塞や心筋症などで心臓の筋肉が弱まると、全身に必要な血液を十分に送れなくなります。すると体は危機感を覚え、自律神経の一つである「交感神経」を活性化させます。交感神経は、弱った心臓に対して「もっと速く、もっと強く動け」と命令(アドレナリンなどの放出)を出します。この指令により、無理やり心拍数を上げたり収縮を強めたりする「過剰稼働」の状態となり、動悸として現れます。
人体に無害な超音波を胸に当て、心臓の動きをリアルタイムで観察する検査です。痛みや被曝の心配は全くありません。心臓の大きさ、壁の厚さ、ポンプ機能が正常に保たれているかを確認する他、弁膜症(心臓の弁の異常)や心筋梗塞の痕跡など、心臓の構造的な異常がないかを詳細に調べることができます。
首にある太い血管(頸動脈)に超音波を当てて、血管の状態を観察します。頸動脈の状態を見ることで全身の動脈硬化の進行度が推測できるため、動悸の原因となりうる脳梗塞や心筋梗塞などのリスクを評価するのに役立ちます。血管の壁の厚さや、プラーク(コレステロールの塊)による詰まりがないかを確認します。
健康診断でも行われる基本的な検査で、心臓の中を流れる微弱な電気信号を記録します。検査を行ったその瞬間の脈の乱れ(不整脈)や、心筋虚血(狭心症や心筋梗塞の兆候)、心肥大の有無などをチェックします。短時間で負担なく行える、心臓病診断の第一歩となる検査です。
小型の記録装置を身につけていただき、24時間の心電図を記録し続ける検査です。「夜中だけ」「明け方だけ」など、来院時には症状が出ないような一過性の不整脈も見逃さずに捉えることが可能です。当院の機器は小型で軽量ですので、装着したままご自宅で普段通りの生活を送っていただけます。
胸部にX線を照射し、心臓や肺の形・大きさを撮影する検査です。心臓が病的に大きくなっていないか(心拡大)や、心不全によって肺に水がたまっていないか(肺うっ血)を確認します。また、動悸の原因が心臓ではなく肺の病気にあるかどうかも同時に調べることができます。
検査結果に基づき、患者様一人ひとりに最適な治療法を提案いたします。
薬物療法
不整脈を抑える薬、血液をサラサラにする薬、心臓の負担を減らす薬などを使用します。
生活習慣の改善
カフェインやアルコールの制限、睡眠不足の解消、ストレス管理などのアドバイスを行います。
専門治療への連携
カテーテルアブレーションやペースメーカー植え込みなど、高度な治療が必要と判断された場合は、速やかに提携している高度医療機関へご紹介いたします。

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