当院で行える検査
当院で行える検査

的確な診断と適切な治療プランを立てるためには、客観的なデータに基づいた精密な検査が欠かせません。当院では、患者様の体の負担を最小限に抑えつつ、病気の早期発見や進行度の把握を可能にするため、最新の検査機器を導入しております。以下に、当院で実施している主な検査について詳しく解説いたします。
採血検査は、血液に含まれる細胞の数や、酵素、脂質、糖分などの成分を分析することで、全身の健康状態や臓器の機能を客観的に評価する検査です。わずかな量の血液を採取するだけで、貧血や感染症の有無はもちろん、肝臓や腎臓の働きなど、外見からは分からない体の内部の状況を詳細に知ることができます。特に当院では、心臓病や脳卒中の原因となる生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症など)の早期発見・管理に力を入れています。血糖値(HbA1c)やコレステロール値、中性脂肪、尿酸値などを定期的にチェックすることで、動脈硬化の進行リスクを評価し、適切な治療プランの決定や薬の効果判定に役立てています。
尿検査は、尿に含まれる成分を分析することで、腎臓や尿路の異常、さらには全身の代謝状態を把握する非常に情報の多い検査です。当院では、試験紙による色の変化を自動で読み取る「全自動尿分析装置」や、必要に応じて尿中の細胞を顕微鏡で観察する検査を実施しています。この検査では、尿中に糖が漏れ出していないか(糖尿病の指標)、蛋白が出ていないか(腎臓機能の指標)、血液が混じっていないか(結石や炎症、腫瘍の指標)などを即座に判別します。特に、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を患っている方にとって、尿検査は腎臓へのダメージを早期に発見するための不可欠なバロメーターとなります。痛みもなく短時間で済む検査でありながら、多くの病気のサインを教えてくれる重要なツールです。
心電図検査は、心臓が動く際に発生する微弱な電気信号を体の表面から記録し、心臓の働きをグラフ化する検査です。検査の際は、ベッドに横になっていただき、両手足と胸部に吸着機能のある電極を装着します。当院では、解析精度の高いデジタル心電計を使用しており、数分間の安静状態で測定が完了します。この検査機器によって、心臓の拍動リズムの乱れ(不整脈)や、心筋への酸素供給が不足する虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)、心臓の筋肉が厚くなる心肥大といった、心臓に関する多くの情報を得ることができます。特に、動悸や胸の痛み、息切れといった症状がある場合には、心臓の異常をいち早く察知するための第一歩となる非常に重要な検査です。
超音波検査は、耳には聞こえないほどの高い周波数の音(超音波)を体に当て、その反射(エコー)を画像として映し出す検査です。ゼリーを塗った「プローブ」と呼ばれる探触子を肌に当てるだけで、体内の臓器をリアルタイムで観察することができます。放射線を使用しないため被曝の心配がなく、妊婦の方でも安心して繰り返し受けることができるのが大きな特徴です。当院では、高精細な画像を映し出す最新の超音波診断装置を導入しており、腹部(肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓など)の病変や、心臓の動き・弁の状態、さらには首の血管を観察する頸動脈エコーによる動脈硬化の進行度などを精密に評価します。脂肪肝や胆石、血管内のプラーク(塊)、あるいは心機能の低下など、多くの疾患の発見に役立ちます。
ABI検査は、「血管の詰まり」と「血管の硬さ」を数値化し、いわゆる「血管年齢」や動脈硬化の程度を調べるための検査です。検査機器は、両腕と両足首の4箇所の血圧を同時に測定する専用の装置を使用します。健康な方の場合、足首の血圧は腕の血圧よりも少し高い値を示しますが、足の血管に詰まりがあるとその比率が低下します。この検査により、足の血管が動脈硬化で狭くなったり詰まったりする「末梢動脈疾患(PAD)」を早期に見つけることができます。また、同時に脈波の伝わり方を測定することで、血管のしなやかさが失われる「血管の硬化」も判定可能です。糖尿病の方は動脈硬化が進行しやすいため、合併症の予防と早期発見のために非常に有益な検査となっています。
ホルター心電図は、日常生活の中での心臓の動きを24時間にわたって記録するための装置です。病院で行う短時間の心電図検査では捉えきれない、時々しか現れない不整脈や、夜間・早朝に発生する胸痛(狭心症)などを診断するために使用します。使用する機器は非常に小型かつ軽量なポータブルレコーダーで、胸に電極を貼り付けた状態で腰などに固定し、そのまま帰宅して普段通りの生活を送っていただきます。翌日に来院して装置を取り外し、記録された膨大なデータを専用の解析システムにかけることで、1日の総心拍数や、どの時間帯にどのような不整脈が出ていたかを詳細に分析します。「時々動悸がするが、病院に着くと治まってしまう」といった症状をお持ちの方に、特に有効な検査です。
レントゲン検査は、エックス線を体に照射して内部の構造を画像化する、最も一般的かつ迅速な画像診断の一つです。当院ではデジタルレントゲンシステムを採用しており、従来のフィルム式に比べて被曝量が少なく、撮影後すぐに診察室のモニターで画像を確認できるのが利点です。胸部レントゲンでは、肺の炎症(肺炎)や肺がん、肺気腫などの肺疾患に加え、心臓が大きく拡大していないか(心肥大)、肺に水が溜まっていないかといった心不全の徴候も調べることができます。また、腹部レントゲンでは、腸閉塞や便秘の状態、結石の有無、腸管内のガスの溜まり具合などを観察します。健康診断でのスクリーニングから、急な腹痛や咳などの急性期症状の診断まで、幅広く活用される検査です。
病気は早期発見・早期治療が何よりも大切です。「これくらいの症状で受診してもいいのかな?」と迷わず、少しでも不安なことがあれば、芦屋ながさわ内科までお気軽にご相談ください。
当院では、健康診断で異常を指摘された皆様が、安心して通院していただけるように、以下の体制で診療を行っています。
当院の院長は循環器内科の専門医です。単に数値を下げるだけでなく、心臓や血管の状態(動脈硬化の程度)を専門的に評価し、将来の脳卒中や心筋梗塞を防ぐための治療を行います。
健康診断の結果では、高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症(痛風)など、複数の項目で指摘を受ける場合もあります。これらは互いに関連し合っていることが多く、別々に治療するのではなく、トータルで管理することが重要です。当院では生活習慣病全般を幅広く診療しております。「血圧も高いし、血糖値も気になる…」といった場合でも、複数の医療機関にかかることなく、当院でまとめてご相談いただけます。食事・運動療法から薬物療法まで、患者様のライフスタイルや病気の進行度に合わせたきめ細やかなサポートを行います。
当院では、「患者様目線の分かりやすい説明」を何よりも大切にしています。難しい医学用語はなるべく使わず、なぜその検査が必要なのか、なぜ治療が必要なのかを、納得していただけるまで丁寧にお話しします。患者様の生活背景やご希望を伺いながら、無理なく続けられる治療方法を一緒に考えていきますので、不安なことや疑問点は遠慮なくお聞かせください。
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